出会う 学ぶ ともにinかわさき「かながわの朝鮮学校交流ツアー」参加しました!

今年も2月15日にかながわの朝鮮学校交流ツアーが開催されました。会場は第3回におこなわれてから6年ぶりになる川崎市桜本にある川崎朝鮮初級学校です。以前の校舎は老朽化が進み、学校生活に支障が出る状況でしたが、在日同胞や多くの日本の賛同者の支援で新しい校舎が建設された校舎での参観や児童の歓迎公演、朝鮮大学校演劇鑑賞、グループデスカッションがありました。朝鮮学校の民族教育と理解を深める交流会でした。

特に大学生演劇「約束」は「朝鮮学校閉鎖令」が施行された1945年を舞台になっています。当時の学生たちが母国の誇りと信念を貫き通し、今も朝鮮学校が存続できていること等、その歴史を私たちは改めて知ることができました。学生たちの熱演に感動しました。

朝鮮学校が今、置かれている現状はますます厳しくなっています。神奈川県からは教育費の補助金がありません。川崎市も2013年度から補助金の交付を廃止し、多文化共生事業・児童の健康安全事業など別の補助金が交付されていますが、4分の1程度です。2023年に子どもの権利条例にのっとって「こども基本法」が施行されています。人権の保障、差別的扱いが受けることがないにするなど定められています。

私たちが住み暮らす川崎は、国に従う政治より市民に寄り添う政治にしていかなくてはならないと思います。