「海から見る横浜ノースドック」に参加して

7月31日 神奈川ネットワーク運動主催ピースリングツアー番外編「海から見る横浜ノースドック」に参加しました。

神奈川県は、実は沖縄に次ぐ基地県です。横須賀や厚木基地は多くの方に認識されているかと思いますが、皆さんが観光やショッピングを楽しむ華やかな横浜みなとみらい、山下公園、赤レンガ倉庫から遠くない一角に横浜ノースドックは存在します。米軍の専用埠頭、港湾施設として横浜の一等地を占めています。

猛暑の午後、私たちが乗船したチャーター便は気持ちよく海風を受け、大さん橋、山下埠頭、ベイブリッジを通過してノースドックに近づいていきます。船内ではリムピース編集部の星野潔さんの解説していただきました。この日は油送船、音響測定艦が確認でき、窓のないグレー一色の音響測定艦は他国の潜水艦エンジンの音響データを入手する特殊任務を担う艦です。ノースドックは米軍ヘリ訓練や離発着場所に活用され、横田基地へオスプレイの搬出入する拠点になるとのことです。有事には一体何が起きるのか・・・ノースドックは軍備の配備や移動だけでなく攻撃拠点にもなりうるということです。

毎年11月に行われる生活クラブ主催の「復興まつり」会場の臨港パークからもノースドックは肉眼でもかすかに見えます。市民の生活圏のこんな近くに米軍基地があるということ。軍拡の危険は私たちの生活から決して遠い話ではないということを幸市民ネットでも発信していきたいと思います。