「これからの暮らしや働き方を一緒に考えよう」まちづくりフォーラム2024に参加して
初夏を思わせる陽気になった4月20日土曜日、生活クラブ運動グループ地域活動連携協議会かわさき主催:まちづくりフォーラム「これからの暮らしや働き方を一緒に考えよう」に参加しました。
講師は 労働者協同組合キフクト代表の佐藤光宏氏です。佐藤光宏氏の基調講演「コモンとしての協同組合」は、古代国家から近代国家までの歴史の流れや、分かりやすい例を用いた佐藤氏の柔らかな語りがとても楽しい学習の場となりました。私が初めて耳にする「コモン」・・・生活クラブで使う区や町の単位「コモンズ」に似ています。やはり共同体です。
私たちの社会は、大なり小なり必ず集合体があり、それは多くは組織と呼ばれるものですが、佐藤氏が説く共同体は「ピラミッド型」ではなく、固定観念であるピラミッドを傾けてみたら組織は変わるだろう、という発想です。三角のピラミッドが傾くと、リーダーやメンバーの見方も変化する、風通しがよくなる。頑張り過ぎない、無理をしない、皆で合意し進めるコモン運営、という考え方です。
共同体は、地域活動や働く場としても機能します。そして、それが出来るのはメンバー間の多様性を認めあう信頼があってこそです。信頼は人と人の繋がりです。今回の話で、地域の繋がりや連携の大事さを改めて考えるきっかけになりました。幸市民ネットはおおぜいの方に支えられて活動しています。これからも地域のネットワークを大事にして皆さまと活動を続けてまいります。