幸市民ネットでは、身近なテーマで専門家や現場に携わる方を招いて「政治サロン」を開催しています。食べ物・飲み水・生活排水・子育て・介護等、暮らしは政治と無関係ではありません。
■蓄えがあっても入院できない?
地域福祉をテーマに開催した時、現場に携わっている方から相談を受けました。「老後は誰にも迷惑をかけず自立して暮らすのが理想、そのためには蓄えがあれば大丈夫と思っていたけれど、体調を悪くし入院することになったが、保証人がいないため入院出来ない」とのこと。
成年後見人制度*の利用が可能か調べましたが、医療行為の同意権が無く入院の保証人にはなれないことがわかりました。その相談者は、老後の暮らし方を考え直したという話をされました。
現実に直面してから初めて見えてくる課題があります。その時にあわてないよう、制度を出来るだけ詳しく理解し、サービスを利用することが必要です。
■市民がつくる地域に必要なセーフティネット
豊かな気持ちで年を重ねることができ、見守りや助け合い・支え合いが、自然に息づく地域コミュニティを市民が率先してつくれるように、社会のしくみを政治で変えていくことが望まれます。
幸市民ネットでは、生活の課題を解決するために、市民の政治をすすめていきます。
*成年後見制度とは、痴呆症や知的障害・精神障害などで判断能力が不十分に
なった人の社会生活を支援する人(後見人)を家庭裁判所で定めて、普通の生活を送れるように支援する制度。