図上防災訓練「DIG」を体験!

図上防災訓練「DIG」を体験!
       ー地域の防災力は大丈夫?ー

 
川崎市の中で最も人口密度が高い幸区の防災対策は課題ですが、さらに駅周辺の再開発や工場跡地、新鶴見操車場跡地に次々と高層ビルやマンションの建設が進み、まちの災害への備えは万全なのか心配です。避難訓練や初期消火訓練などとは違う防災対策を検討するDIGという手法が注目されています。
大きな地図を囲んで市民20名が、幸市民館で「地域防災を考える」ワークショップを企画しDIGを体験しました。核家族で小さいお子さんのいる主婦、地域で活動している市民、高齢者ケアの仕事に携わっているワーカーズなどが参加し、幸区の消防署や川崎地方自治研究センターの協力を得て進められました。
地図上でまちの様子を思い描き、その時震度7の地震が起きたらどうなるのか時間帯や災害の規模など条件を決め、 予測し、何ができるのか、みんなでわいわい話し合い、 気づいたことを何でも書き込んでいきます。すぐそばの避難場所は・安全な避難経路は・家族との連絡は・増加する一人暮らしの高齢者への対応は・情報の発信はなどいくつもの課題が見えてきました。
専門家の力もかりながら、参加した一人一人が、災害を理解し、防災意識を高めるきっかけとなりました。
まちの具体的な防災の課題を発見し、参加したそれぞれの気づきのあるこの手法は地域の防災力を高める活動として期待されます。

※DIG(ディグ):Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)