「『生きる』大川小学校津波裁判を闘った人たち」上映会に参加して
6月15日、支援ネットワーク神奈川第12回総会後に映画上映会がありました。 東日本大震災で多くの児童が犠牲になった大川小学校の話は、助かったはずの命が予期せぬ津波に呑みこまれてしまった悲劇です。その後の学校側の説明会の様子や親たちの真実を知りたい一念で、裁判に進む決意への過程などがドキュメンタリーで構成されている映画です。映像の登場する人たちの苦しみながら吐露される心情は、見る者の心を揺さぶります。 「何故あの時?」「どうしてその行動を?」と何度も問うてしまいます。大川小学校は海辺の立地ではありません。なのに悲劇が起きました。学校は地域住民に開かれる存在であったはずなのに、学校と地域の連携も課題があったのはないか、裁判で炙り出される災害対策の脆弱さに驚きます。 今、幸市民ネットでは、多くの皆さんに防災アンケート調査を行っています。災害は地震だけではありません。近年ますます激化している風水害にも対策が必要です。 アンケート回答から見えてくる防災の課題について考えていきたいと思います。